全14話 R-15 2006-2011 完結済

グレー・ワールド

第10話 暗部へ

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私が…私がウィスティ様を
お一人にしたばっかりに…

泣いてる場合じゃないですよ!
我々も後を追いましょう!

すぐに皆を召集して
アミトエナへ向かう準備を!

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離れないでね、メリッサ。

う、うん。

一緒にいれば、誰も
襲ってきたりしないから。

………。

ああ、湿った空気だ…。

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グレー・ワールド

第10話 暗部へ

猫分儀スミレ

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よく戻ってきたな、
クネノマヤ。

また会えて嬉しいよ。

忘れ物を、取りにきたのかな?

戦争の続きを。いえ…

新しい戦争を申し込みに。

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殺し合いになるのは承知の上か。

はい。

己の力をコントロールする方法に
気が付いたな……。だが、まだ
全てを手に入れたわけではないぞ。

足りない部分は、
あなたを倒せば手に入ります。
違いますか?アミトエナさん。

ふふっ。
今回はこちらも
手加減はしないぞ。

本気の戦いに
刃物は要るまい?

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大丈夫…。
私の後ろにいて。

あ、ああ。

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!?

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弱い。力を得たとて、
所詮はクネノマヤか。
まぁよかろう…

無透明世界の
再統一は、私の
手で行なう。

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い…………

ん?何か言ったか?

痛いじゃない…。

……………。

生意気な口を…

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きくな!

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う……ぐ……

お前の…正体を見てやるぞ…。

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あ…

あ…

思い出した…

あなたは…
あなたは私の…

お母さん?

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ここは……
ウィスティの記憶の中?

あ、あそこにいるのは……。

そう、私には家族がいました。

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お父さん……。
私のお父さん。

隣にいるのは、弟のティム。

ティム!ああ、どうして
弟のことを忘れてしまって
いたのだろう?

そして私の……私の二番目のお母さん。
ティムにとっては一番目のお母さん……。

私は、自分の
一番目のお母さんを
知らない……。

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マクロード教授!
素晴らしい発表でしたよ。

やったな、教授!

いいえ、先生の
おかげですよ。

ティム、ウィスティ。パパとママは
まだこれからお仕事があるからね。

メリッサのお家で
いい子にしてるんだよ。

はい!

はい、お父さん!

そんじゃ、よろしくな。

おうよ!

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それが、私が最後に見た
二人の姿だった。

何だ?今の音は。
事故かな?

近くですね。

たっ、たっ、大変です!!

!?

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……教授、プロジェクトは
今後どうなるんでしょうか。
それに、例の装置は……

私たちの手で
完成させてみせるさ。

装置の存在が知られたら…
狙う者が現れますよ。
この子たちが心配です。

プロジェクトは破棄されたことにしよう。
公開済みの成果以外、全ての研究を隠すんだ。

研究チームも解散、ですね。
表面上は……。

この子たちの
安全のためだ。

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あの人が、君たちの後見人になる…
バイオレット・アバードさんだ。

実はウィスティ……
君の本当のお母さんなんだ。

その人は……

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その人は、私と同じ瞳をしていました。